第6章 ブレックファーストはドレスコードで....

「落ち着かん.... 」

死んだ魚みたいな目をしながら、とりあえずベットから降りる。

ベットの寝心地は最高だったけど....
あきまへんは、これわ.....

一刻も早くこの女の子女の子した部屋から脱出せねばきっと発狂する。

私は服を着替えるためにクローゼットを物色した。

この際泥棒だろうがなんだろうが、とりあえず部屋から出たい....

がしかし、クローゼットの中身はとある服が一着だけ....

他に服はない

しかもご丁寧に
　
～鈴音へ～
　
おはようー
お目覚めはいかがー？

ブレックファーストはこれを着てね？
間違っても他の何かで補おうとするなよ？

まーこれしか服はないから無駄なあがきだけどね？(笑)

PS　シャワーは部屋の中にあるから安心してね
　
と

クローゼットの真正面に貼ってあった。


........ 誰か判断させないように、名前を書いてないけどお前だってバレッバレッだからな


おそ松....

グシャアッと貼り紙を握りつぶして、キラッキラっしたゴミ箱におもいっきり投げつける。


あいつ....
マジで....

殺してやる....

この時、おそ松への殺意が膨れ上がった気がした。