第6章 ブレックファーストはドレスコードで....
チュンチュン....
チュンチュン....
チュンチュンチュンチュンチュンチュン
「うるさいわ!!!!!」
ガバッと布団から飛び起きてみれば、朝日が眩しかった。
「た、たまらん日光キッツい.... 」
ふぁーと一つあくびをして、背筋を伸ばす。
ボーッとする視界の中であることに気づく....
「ここ.... どこ?」
確かに昨日チョロ松くんの部屋で寝たはずなのに....
おかしい
なんだここ....
昨日とはあきらかに
あーきーらーかーに様子が違う....
「なんだ、この無駄にピンクピンクしててフリフリで女の子女の子した部屋」
白とピンクを基調としたドレッサー、クローゼット、ふわもこのピンクのカーペット
壁の色は上が薄ピンク、下は白
白いレースのカーテン
上を見上げればシャンデリア
しかも私が寝てる場所は、天外つきのベット
なにこの甘ロリッロリッの部屋
なんの冗談なんだ、誰得なんだ....
あきらかに姫様系の甘ロリを目指しすぎて、とんでもないことになった部屋だ。
自分の趣味と真逆の物を押し付けられた時、人間はきっとかなりのストレスになるに違いない。
現に今、めちゃくちゃ胃が痛いもん....
一つだけこの部屋に似つかわしくない物があるとするなら、煙草の匂いだ。
セッターか....
おっさんみたいな趣味....