第25章 戦士の安らげる場所〜愛の逃避行、カラ松onrabu編〜
「うわぁぁ!おっきいーーーい!海だぁぁ!」
キラキラと一等星を瞳に宿しはしゃぎだすレディ、だが目的地はオーシャンではない。
「ふっ!レディ、確かにオーシャンも素晴らしい...だーが!目的地は...あそこだ」
指をさした先にある建物にレディと俺はくぎづけになった。深い青色の建物に、ホワイトでビックな文字で『水族館』と書かれてある。
それにしても、今日はサンシャインが眩しいなぁ!まるで俺達の旅路を祝福しているかのようだ!
「すっごーい!あそこに行くの?!」
ぶんぶんと振りまわされるカラ松アームが、レディの動きに合わせる度にあらぬ方向へ曲がり、ミシミシと音を立てるようだ。
全く、はしゃぎ過ぎていけない子だ。だが、そんな姿もまたキュートだ!
そのキュートな姿に、俺は熱くなる!
ノンノンハートが...だ!
ハートが!萌えに萌えたぎるということだ!
できることなら、このブルーオーシャンにこの気持ちを沈めて落ち着かせたいものだ!
そーう!それはまるで、熱した刀をウォーターにつけてクールダウンするように、固く固くそしてその想いはより強固なものとなる!
「カラちゃん?お魚さんいるかな?」
「レディ、きっとたくさんいるぞ!」
はしゃぐレディをみながら、俺もハートがワクワクしている!なぜなら、俺も見たいものがあるからだ!
そう、それは!!
....ジンベイザメだ、ふっ!
その壮大な姿をこのカラ松アイに焼き付け、もし許されるのなら、ポージングをとりジンベイザメとのランデブーをカラ松キャメラにおさめたいものだ。
「あれかな!?ジンベイザメいるかな!?おっきいんでしょ?カラちゃん!」
俺と同じ事を考えていたレディに、思わずスマイルがこぼれてしまう。まぁ、レディはこの間からジンベイザメが見たいとも言っていたからな。
「もちろんだレディ!ジンベイザメをみつけ、そしてこのカラ松キャメラにおさめようじゃないか!」
すまないレディ、俺は俺は今、猛烈に感動している!
くっ!サンキュージンベイザメ!最高だジンベイザメ!
そんなジンベイザメを呼べるジ⚫ベエ!
まさにジャスティス!