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【おそ松さん】月下に咲くは六色の花

第21章 ハロウィンの夜は危険がいっぱい?



そう、今宵はハロウィン!
まさに俺達の為の夜じゃね?

「ハロウィンパーティーっていってるけど、これ普通のパーティーだからね?」

心の声をキャッチするチョロ松、お兄ちゃんと意志疎通できるとかさすが!


「ふっ、漆黒の闇が俺を呼んでいる.... この月のビューティフルな夜に、俺と踊れるラッキーなガールは誰かな?」

舞台袖でかっこつけてるイタ松をスルーして、舞台から降りる。

「たくっ!F6姿なんかしたら全員倒れて鼻血出すからやっちゃダメって言ってるよね?!」

お母さんみたいにギャーギャーうるさい、チョロ三郎

ちなみに、この世界の皆はこっちの本物の姿を偽物の俺達と思っていて、F6の姿を本物と思っている。

いつもの姿は仮の姿で、刺激が強すぎるから仮の姿をしてるって思いこませてるってわけ

ほら?威厳がね?いるでしょ?一応?
美形のがヴァンパイアらしくない?らしいでしょ?

美形に血吸われた方が嬉しくない?

俺だったら美形なボンキュッボンの女の子か、可愛い系の女の子に血吸われたいもんね!

だからこうして夜の世界では、F6姿が本物ってわけ

むしろこっちのがいいって?
やめてよ、結構肩がこるんだよ?変身するの

「おそ松様!今宵はわたくしと踊ってくださるんですよね?!」

「いや!私よ!私が踊って貰うのよ!」

はーい、いっきに両手に花だよ?凄くない?
さすがビックなカリスマレジェンド松野おそ松!

だーーっはっはっは!!

「なんてゆうか、これが本当の姿ってことを皆わかってないあたりが切ないよね」

人指し指を動かしてぼそっと本音を漏らすチョロスキーの口を、サンドイッチで塞ぐ。

「ったく、余計なこと言うんじゃありませーん!」

サキュバスと猫娘が俺を取り合うのをみながら、すたすた別の方へ歩く。

キョロキョロとあたりを見渡しながら、目的の人物を探してみるけど見当たらない。

「ちぇっ.... なんだよぉ.... お兄ちゃん寂しがってるよぉ?」

とりあえずワインでも飲みながら、あたりを散策するとしますか。

あっ!チーズだ!
んーワインに合うー!

でもやっぱりビールのがいいな!
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