• テキストサイズ

【おそ松さん】月下に咲くは六色の花

第19章 金木犀の香りはデートの予感?



「あーあ、トド松怒らせちゃったぁー」

空中から声が聞こえたと思って上を向けば、宙に浮く赤いパーカーが目にはいる。

「覗き見してたの?変態」

一言そういって、部屋を出ていこうとしたら扉がバタンと閉まった。

「....なに?」

じとっとした目でおそ松を睨み付ける。
今の私は最高に機嫌が悪い。

「俺思うんだけど、今回のは鈴音が悪いと思うんだよねー」

毎回毎回思うんだけど、こいつはどうしてこうも人の神経を逆なでするのが上手いのか

「あんたに関係ないじゃん」

冷たくいい放てば、イライラが募る
なんでこんなにイライラしなきゃなんないのか、わかんない。

「んー、生理?イライラしすぎじゃね?」

ケタケタ笑ってなんてデリカシーの欠片もないことをいい放つんだこの馬鹿は....

「違うわ!マジで死んでくんない?本当にウザったいんだけど」

「いや?わかるよ?生理じゃないかそうかなんて、ほら俺たちヴァンパイアだし」

....なにそれ、今とゆうかそんな事実知りたくなかったわ!

とゆーことはなにか?
全員が私の生理の時知ってるってこと!?

嫌だ!そんなの嫌!

「鈴音が生理の時は、甘んまぁい匂いがすんだよ?ほんと、何回襲ってやろうかと思ったことか.... 」

うん、もうあれだよね
これセクシャルハラスメントだよね。

「お前にデリカシーという文字はないのか?ニンニクにまみれて直射日光を干からびるほど浴びろ、そして土に還れ、輪廻の輪から外れて二度と転生してくんな」
/ 682ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp