第17章 水の底でダンスを....
「心の.... 中?」
わかりにくい説明に首をかしげる。
「そうだ、俺たちにはそれぞれ庭があってな?庭の中では俺たちの心に残っているだとか行きたい場所が投影されるんだ」
心の投影....?
「俺たちの心の中そのものといっても過言じゃない、意識して投影されるタイプとそうでないタイプとがあるんだが、意識して投影するのは難しいな」
そういいながら、魚逹に手をふるカラ松
ここがカラ松の心の中だとすると、綺麗すぎてなんか腹立つ。
あぁ、だからタコがサングラスかけてたのか、納得。
「この庭に人を入れるのは、本当に稀でな?普段はプライバシー保護の為に強い結界を張ってるんだ」
ん?強い結界?
「心の結界だ、心を許したものしかこの中には入れない使用になっている」
え.....それってつまりはどいうことなんだろうか、しかも私たぶん何度か庭に入ってるよね。
「私、こことは別の庭に二回くらい入ったことある気がするんだけど?」
「ん?あぁ、それはきっと心を許しているものか.... あるいは....敵わないと思っている相手....とかだとかか?
後、心が不安定な時だとか?
たまに無理矢理こじ開けて入る奴もいるが.... まぁ無事ではすまないな、おそ松以外は 」
うわ、またでたよ.... おそ松
本当に話題の何処かしらにでてくるのが、ちょっとシャクだ。
「あいつの力は人に畏怖を与えることだからな、敵わないと思わせて勝手に入ることができるんだ」
さすが、馬鹿松なんかセコいわ
でもそうなると気になることが1つだけある。
「ねぇ?一松くんは?一松くんはそういう力があるの?」
首をかしげながらそう聞けば、考える動作をするカラ松
「ん?一松か?いや、ないはずだが?何故だレディ?」
色々な疑問をおし殺しながら、その事に今は蓋をした。
「い、いや、なんとなく聞いただけ」