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【おそ松さん】月下に咲くは六色の花

第17章 水の底でダンスを....



さて、勇ましいことを言ってみたものの。

そもそもワルツってなんだ!?あの優雅なドレス着て、優雅な踊りのやつだよね?たぶん!

踊る?とりあえずクルクル?

現代社会に生きていて、そんなに重要でもなく普通に生きるだけならいらないものだ。

いやまぁ、できたらスゴいとは思うよ?
思うけれども!

んーっと頭を抱えながら廊下を歩く。
ダンスは心で踊るとかベタなことを言ってみたり?

ダメだダメだ、打開策がみえん。

そうか、一度携帯でググるというのは、どうだろうか....

メイド服の中をごそごそと漁ってみて気づく。

しまった、拐われてきた日からスマホを一度も持ってない。正しくは返してもらってない。


ぐぬぬ....

にんまりと笑って

「できるならやってみなよぉー」

と言っていた馬鹿松の顔を思い出す。
ヤバイ、殺したい....

「レディ、なにか困りごとか?」

「うっぎゃあぁぁ!!」

いきなり後ろから声をかけられて、ビックリして飛び上がる。

「おおっ.... ビックリした」

「それはこっち!いきなり声かけてくんな!イタ松!!」

「え....す、すまない、レディがあまりにも何かに悩んでいるようだったのでつい....な」

時々っていうか、毎回思うんだけど本当にイタ松って優しいよね。いつもディスッてごめん。

口に出して言わないけど

「そんな悩んでるようにみえた?」
 
「廊下で百面相していたな、まぁそんな顔もビューティフルだが」

このイタさが無くなったら、きっと普通にモテると思う。

まぁ無理だろうけど....

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