第16章 紅葉は紅く染まる
ビクンビクンと痙攣する身体、高く高く鳴く可愛い鈴音....
紅く染まっている僕の瞳の先で、涙を流す鈴音がいた。
僕の指先に絡み付くのは、鈴音の溢れさせた愛液。
トロトロ熱い愛液を絡めとり、指先すべてを鈴音の液で包む。
愛液まみれの薬指と中指をするりと胎内へ射し込めば、声色がいやらしく色づく。
声を押し殺して悦ぶ声も、心から悲しんで流す涙も全部全部僕にとっては性欲を増すものでしかない。
「.... 恥ずかしくないの?こんなに感じて?」
「か、んじて、なんか、んんっない」
「....嘘つきな口だね、僕のでふさいであげる、ほらこっち向きなよ」
愛撫の手を休めることなく、もう片方の腕でぐいっと頭を抱えて、紅い唇に口づける
舌を絡めとって、深く深く口付ければ漏れ出すのは二人の艶かしい吐息
頬から流れる液体をペロリと一舐めすれば、目と目が合う。
涙で充血している君の瞳
それに反して僕の指を離さないように、絡み付いて充血している君の花
二つの赤が混ざれば、僕をゾクゾクさせる歓喜へと導く。
やめてと懇願する声さえも、たまらないよ。
自分の下半身から、押さえきれない欲がドクドクと脈打つ。
欲しくて欲しくて欲しくて....
僕はこんなにも欲深い奴だったんだなんて、今さら思いながらふっと笑う....
いやがる鈴音ちゃんを組み敷いてみるその景色は絶景で....
ベットにくくりつけられてるその腕は、必死の抵抗で赤く赤く染まって
瞳も赤く染めて
男を受け入れるそこも赤く染めて
紅葉が太陽に焼かれて紅く染まるように、僕は鈴音ちゃんを紅く染める....