第4章 緑色の異端な光
なんて言葉をかければいいのか、わからないって顔をしてる。
そりゃそうか、こんな話をされてなんて答えていいかわかんないよね。
それは別にいいんだ、もう慣れっこだから。
自分の力を毛嫌いしたところで、力がかわるわけでもないし異端であることにかわりなんてない。
人を慈しむ力....
この力事態が悪い訳じゃない、むしろ人を助けられる力だ。
そう自分に言い聞かせて生きてきた。
でも、この世界では異端だ。
滑稽にもほどがある。
自分から流れ出すこのライトグリーンの光が嫌いだ。
「ねぇ?チョロ松くん」
握りしめる拳にそっと手を添えられた。
はっとして、鈴音ちゃんを見つめた。
おそ松と正面切って話してた時も思ったけど、強い光を宿す目だ。
ゴクンっと唾を飲み込む、逃げ出したいのに逃げられない。
少しの沈黙
そのあとゆっくりと鈴音ちゃんは、唇を開く。