第13章 バスタイムはアロマキャンドルとともに....
「はい、流すよ」
そういいながらシャワーを当てられた。
それにしても、トド松くん髪の毛洗うのスッゴい上手。
あんまり上手だったから、寝ちゃいそうになっちゃった。
後、シャンプーの匂いがスッゴくいいにおい。
いつも使ってるシャンプーも大好きだけど、この匂いも大好き。
....ちょっと見直したかもしんない
流れていく真っ白な泡をぼうっと見つめながら、余韻に浸っていたら今度はコンディショナーをつけられる。
「あれ?頭のてっぺんからつけないの??」
私の一言に、呆れた感じでこう言われた。
「いや、コンディショナーは毛先からつけるものだからね」
女子か、おのれは。
そんなことを思いつつ、適当に体を洗って流す。
服着てるから、洗える範囲も限られてるんだけどまぁ一応ね?
「暑い.... 」
ぼそりとそう聞こえて、へっ?と後ろを向く。
バサッとタイルに落ちるTシャツ。
ゆらゆらと揺れるアロマキャンドルの灯りが、トド松くんの体を照らす。
「な、なななな!?なんで脱ぐの!?なんで脱いでんの!?変態!」
ばっと前を向いて慌てる。
下ははいてる、下ははいてる!
でも、でもでもでも!
「暑いんだからしょうがないでしょ、ほら見てよ?僕汗だく」
みれない!見れるわけない!
男の人の裸とか見慣れてない!
処女ではないけど、いやいやいやそういうあれじゃない!
「だ、ダメだから!無理だから!」
あーあーあーもう!
無理!
「....そんなに?」
ぱっと目の前にこられて、じいっと目を覗きこまれる。
「そんなに.... みないで.... 」
恥ずかしさのあまり、顔を隠す。
わかんない
わかんないけど、恥ずかしい....