第3章 紅い唇は背筋を凍らす
「やめなよ.... 」
ゆうと思ってたよ。
「これは、私とあんたの問題じゃん、一松くん関係ないっしょ?絡むなら私だけで充分だよね?」
いいね、いい目をしてる。
「そだねー?でもさ?こんなことさせてるのは、他でもない鈴音ちゃんなんじゃない?」
ほら?もっと噛みついておいでよ。
お兄ちゃん、それが見たいんだよな。
そのあとで恐怖で支配できたら最高だろうな。
ほんとわっるいお兄ちゃんだよね、俺って
自分で笑けてくるよ
「乗ってやるよ」
.... はっ?
その瞬間、そこにいた全員がその光景に釘付けになった。
長い黒髪を後ろに1つで結ったあとに
パジャマを脱ぎ捨てて床に放り投げる鈴音ちゃん
首筋とブラ、上半身全てが露になる。
「こいよ」
強い光を宿す瞳だった。
恐怖とかそんなものない強い強い光を....