• テキストサイズ

【おそ松さん】月下に咲くは六色の花

第10章 ミルフィーユは抹茶味で



カスタードの材料を鍋に二つともいれて、ゆっくりとダマにならないようにかき混ぜる。

「鈴音ちゃん?こんなもん?」

そういわれて見せられたのは、完璧なメレンゲ。

....メレンゲって作るの結構難しいんだよ。

「ちゃんと角がたってるし、完璧!」

ニコッと笑えば、よかったって笑うチョロ松くん。

「あっそうだ、ミキサーで紅茶の茶葉を細かくして欲しいんだけどいい?」

「これにいれるの?」

メレンゲを見せながら首を傾げるチョロ松くんに、そうだよと笑う。

「うん!そう、あっアーモンドパウダーと紅茶入れるときはきるように混ぜてね?混ぜすぎちゃダメだよ?」

普通に料理してるんだけど、何故だかとんでもなく楽しいのはどうしてかな?

「....鈴音ちゃん」

名前を呼ばれて、鍋をかき回しながらチョロ松くんの方を向く。

「楽しいね?」


そういって笑われれば、同じ事を考えていたんだと嬉しくてうんと小さく頷いた。



/ 682ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp