第2章 夜に舞うのはコウモリ達
「マイエンジェル、俺がいきなり横に現れたのは?」
「えっ?実は影が薄いから気づかなかったんじゃない?それから私はあんたのエンジェルになった覚えはない」
涙目のカラ松、んーちょっと泣かせ過ぎかもね。後で謝ろうかな。
「じゃあね、鈴音ちゃん、僕がいきなり後ろから現れたのはどうしてかな?」
なんか子ども諭すみたいな言いかたされて腹立つんだけど、馬鹿にしてんのか?
「紅茶美味しかったから、それに気をとられて気づかなかったけど足音しなかったね、トド松くん忍者かなんかなの?」
どやぁっ!!
............ 六人が一斉に集まってこしょこしょとなんか喋りだした。
「なぁ?どうしようか?あの可愛い生き物」
「鈍感すぎるエンジェルだぜ」
「ダメだよ、かんっぜんに信じてないよ僕らのこと」
「僕もさすがにあそこまでとは、思わなかった」
「....トド松、やめてあげて、ふ、ふひひ」
「一松、笑いすぎだから!」
「僕もさすがにビックリー!」
なんかこみあってるな
それにしても、チョロ松くんの座布団は気になる。
どうやって出したんだろ?
.... もしかして、この御屋敷自体が不思議魔法のお家なのかな?
そういえば、さっきトド松くんが指をパッチンしたら何でも出てくるってゆってたっけ?
....クッキーとか.... でてくるかな?
....パッチン
あれ?
でないな?