Loveyourself ~君が嫌いな君が好き~【気象BL】
第6章 M×A
Aside
あれから、頬、首筋、至るところにキスマークをつけられ、行為をされた。
それは俺が遅刻してきたからで、
俺に対するお仕置きってワケで。
でもあまりに酷いじゃないか、訴えればいいじゃないか。第三者はこう言うだろう。
俺には……、それは出来ない。
俺なんかを高賃金で雇ってくれるのはここのバーだけ。このバーが無くなれば、学校生活どころか生きることも難しくなる。
我慢、俺にはそれが必要。
何事も我慢だよ――――――
今俺は学校。
キスマークは残ったまま。
周りからの視線?そんなの知らないさ。
見てもないし、見たくもない。俺はこういう人間なんだ。
俊介と最近喋ってないな、そういえば。
俊介にすらも俺のバイトの話知らないんだよな……。