Loveyourself ~君が嫌いな君が好き~【気象BL】
第14章 S×A④
Sside
-病院-
無事到着し、雅紀は集中治療室に運ばれた。
俺はその前のソファに腰掛け、両手を組み雅紀の無事だけを、祈った。
どうして倒れたのか。全く心当たりがない。
...あんなに一緒にいたのに、何も分からない。
馬鹿だ、俺は...。こういう時に助けられるのが恋人だろ。
髪の毛をグシャッと掴む。痛い。
でも、雅紀の方が強い痛みを味わっているかもしれないと思うと、自分がだんだん嫌になってきた。
どうか、無事に目を覚ましますように---