第6章 目覚めの良い朝
チョロ「オイ、お前行けよ末っ子。」
トド「はァ!?なんでボクがなんでもかんでもしなきゃいけないわけ?っざけんなよシコ松!」
チョロ「んだとコラ!?」
一「十四松今日暇じゃないの?行ってあげなよ。」
十四「今日は取り立てのお仕事あるから暇じゃない!!」
おそ「なぁカラ松。」
カラ「ん、んっ?」
おそ「今日のお仕事内容は?」
カラ「お…俺は大事な会合があるから無理だぜ~?」
おそ「よし、じゃあそれ俺が代わりに出るから買い物頼むわ!」
カラ「なッ…!?」
トド「イェーーーイ!」
チョロ「ヒューーー!」
カラ「ってかおまえが行けば良いだろう!!」
おそ「サブリーダー、松野カラ松よ…。」
カラ「は…?」
おそ「リーダーとは常に多忙な者なのです。」
トド「カラ松兄さんオナシャース!」
チョロ「オナシャース!」
十四「オナシャス!!」
カラ「おっ…おまえらなぁ!こういう時だけ兄扱いしてんじゃねえ!!(怒)」
『…?』カラカラ…
先程からなんだかリビングが騒がしい。
『すみません皆さん、お待たせしました。』
おそ「わーい、朝飯だー!」
十四「おー!!美味しそー!!」
一「良い匂いする…。」
トド「え~パン~?お米が食べたい気分だったんだけどな~。」
『ごめんなさい…早くできるものが良いと思いまして…。』
チョロ「お前文句言うなよトド松!」
『次からはちゃんと早起きして作ります…!』
トド「何これウマッ!パンにすっごく合う。」
チョロ「合うんかい!」
一「これ、何?」
『これはスパニッシュオムレツです。』
一「へぇ、美味しいね。」
十四「このソースはぁ?すっごく美味しいね!!」
『それはバーニャカウダです。』
置いてあったソースを温めただけだけど…
十四松さんの満面の笑みを見ると、そんなことはどうでも良いくらいに嬉しく思えた。
十四「へー!!初めて食べた!!」
トド「十四松兄さん、それ先週ボクも作ったよね。」