第2章 2.うちの子です
「ここですか?」
近所のスーパーまで着くと、
ようやく二宮くんから離れれた。
『あ、うん。ここ…です』
そう言うと自動ドアが開き、
あたしと二宮くんは店内に入った。
カゴとカートを取って、
「さぁ、何食べます?
ていうか何作ります?」
ゆっくりと進み出した。
周りから見れば、どんな風に見えるのだろう
"恋人"? "夫婦"? "姉弟"?
「ちょっと、お姉さ~ん」
『え、あ…うん。なににしようか…』
「早く食べれるもんにしましょ?」
『うん。そうだね』
やっぱり、、姉弟だよね。
「あ、お好み焼きは?」
『あ~いいかも』
「…適当女」
『は、はぁ!?
今ちゃんと考えて言いました~!』
「ふふっ…おもしろ、あなた」
やっぱり、この年下男に私…振り回されてる
ていうか操られてる、完全に…
「ほら、早く来てくださいよ?」