第9章 9.異変
カラーン♪
1人で寂しく大野先輩の喫茶店に入った
そしたら、やっぱり暖かい雰囲気の店内
「んぁ?お、ちゃんだ」
そして、やっぱり…のんびりしてる大野先輩
「ん~? あ…元気ねぇな?」
『え、いや…ありますよ?』
「もしや、翔ちゃんに完全にフラレたか?」
『え、翔くん?なんで翔くんが…あ!』
あたしって何かと最低らしく、
翔くんに昨日、名刺を貰ったことを完全に
『忘れてた』
「…え。まじで?うぅわ…翔ちゃん可哀想」
『はぁ……です、よね…』
「電話してあげたら?」
『……』
「なぁに、黙っちゃったの~?」
『します…しますします~!』
鞄から名刺を取り出して、
携帯の番号を押した。