第4章 4.俺のものです-二宮side-
ガチャっ
「おはよ、ハニー?」
ガチャっ
あなたが出ろって言ったんですから、
わたしはここまでですよ、役目は…
ていうか何だよ、ハニーって…
ドンドンドンっ!
「ちょっとニノ~!ねぇ!」
お前は俺の彼女ですか?ねぇ…
「ニノってばぁ~!ねぇ!」
「靴下履くから、待って」
「はーい」
もう、本当に…騒がしい男ですよ
なんて思いながらも靴下を引き出しから
取り出して履き始めた。
「あ、おはようございま~す」
ん?あいつ誰かと喋ってんの?
「あ~友達なんですよ…はい」
『へぇ…いるんだ、二宮くんの』
え?!お、お姉さんっ!?
ガチャっ
「お、ニノ
ヒャハハ…靴下ちゃんと履いてよ」
靴下を履く途中で外に飛び出した俺
そこには隣のお姉さんがいた。
『おはよう、二宮くん』