第4章 4.俺のものです-二宮side-
ピッピッピッ…
♪~♪~♪~
毛布の外から聞こえるのは、
時計のアラームの音と携帯の着信音
「ん…」
もぞもぞ、と毛布から手を出して
まずはアラームの音を消す。
そして次に携帯を開いて着信相手の確認
「…寝よ」
確認したけど、それはそれは…
出る価値もない男からの電話でした。
"相葉雅紀"
ザ・天然ボーイであり、俺の同級生
確か教師志望
え?そんだけ紹介すんなら出ろって?
ねぇ…あなた本気で言ってます?
まぁ…いいですけど…はぁ…
ピッ…「もし…《ニノ~!??!》
ほーら、面倒くさい。
「…切っていいですか?」
《っておい!なんでだよ。ヒャハハ》
「んで、何よ…」
《ねぇ!引っ越したわけ?!》
「…そうですけど」
温度差激しすぎだろ…おいおい
《前のアパート行ったら、いねぇもん》
「でしょうね…ってか来んなよ?」
《え?もう来てるよ》
「…どこによ」
《ん~っと…新居~?》
はい。終わり