第3章 3.寂しがり
『ん、おいしい』
一口、出来たお好み焼きを食べた。
それは普通においしかった。
ほとんど二宮くんが作ったんだけど、
やっぱり誰かと食べのはおいしい
「うん。上手い」
『二宮くん、ビール飲みます?』
「え、それはあるんすか?」
『うん。それはね?ふふっ』
オッサン並みにあたしは飲む方で、
チーズとビールは欠かさずある。
冷蔵庫をガサガサと探ると、
愛しのビールとチーズが顔を出した。
『はい。どうぞ?』
「あ、どうも」
二宮くんに手渡ししたあとには、
部屋の中にビールの蓋を開ける音が響いた
やっぱ、仕事が終わったあとはこれです笑
『ん…ぷは~っ!』
「わっ…オッサンいる」
『うるさいなぁ…いいでしょ』
「まぁ、嫌いじゃないですけど?」
ほら、またドキドキさせやがって…子犬め
『この、小悪魔め…』
アルコールの力でそんなことを言ってみた