第4章 恋
急いで病院へ
里奈は手術室へ運ばれた
「里奈さんは手術しても治らないと言ってました」
「あの時お前が助けなければ里奈ちゃんは今頃地獄だったのに」
白澤がそういうと鬼灯は襟をつかみ壁に叩きつけた
「やっぱお前好きなんだろ?じゃなきゃここまでしない」
「あなたは黙っていて下さい!私は里奈さんに生きてほしいただそれだけなんです」
鬼灯の目はかすかに赤くなっていた
(お前も泣くんだな‥)
白澤は鬼灯の腕を掴んだ
「鬼灯‥手術終わったぞ」
鬼灯は白澤から手を離した
「里奈さん‥!!」
部屋に向かった
鬼灯はある事に気づいた
(そういえば‥お見舞いにくる人がいない‥)
「里奈ちゃん‥両親はもういないんだ」