第2章 3 Majesty
『お冷とおしぼりです』
魁斗さんたちの席へ行くと、テレビには音楽番組の場面が。
カ「サンキュ。お前も見る?」
『え、いいんですか?』
?「ああ、問題ない」
『じゃあお邪魔します』
ーーーーーー
(え?え?え???)
(この人たち、アイドル‼︎??)
(ていうか、魁斗さん芸能人‼︎‼︎????)
どうやら、彼らは3 Majestyというグループらしい。
リーダーは、知性派の霧島司。
王子様キャラで、ミステリアスな音羽慎之助。
弟キャラで、クールな美少年、辻魁斗。
唖然としている私を見て、テレビを消していた霧島さんが笑った。
『き、霧島さん、音羽さん、魁斗さん……
アイドルなんですか?』
慎之助「まあね〜
あと、"慎之助"でいいよ」
司「驚かせてしまったか?」
『は、はい……』
(でも、言われてみれば納得だなぁ
美形だし、特別なオーラ出てるし……)
「すみませーん」
考え込んでいると、お客様の呼ぶ声が。
『あ、では私は失礼しますね。
魁斗さん、司さん、慎之助さん、ごゆっくりしていってください』
そう言って私はその場から去った。