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【HQ】黒髪系カレシ
第1章 大きな背中
今思えば、幼馴染みと雖も男の子の家に泊まるのはどうかと思ったけど、それくらい大地くんが信頼されていたんだ。
「大地くん、私重いけど、大丈夫?」
「なに言ってんだよ。お前くらい持てないでどうするんだっての。」
そういうと大地くんは、優しく笑って私の頭を撫でた。
「しっかし、本当にお前はどんくさいよなぁ…」
そんなことを言いながらも私に背中を向けている。
「乗れよ。」
「ごめんね?ありがとう。」
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