第2章 縁の下の力持ち
「力ぁ‼︎行こ!」
「ハイハイ、行こうか?絢。」
あの日から、丁度3ヶ月。
絶対幸せするから。という約束のもとこの3ヶ月、
あたしはとても幸せだった。
少なくとも、浮気症の元彼に泣いていた、あの頃と比べると
毎日がとても幸せで、いつのなにか真面目で誠実な力にも惚れていた。
そんなこんなの今日は力が所属する
烏野高等学校のバレー部の試合。
確か、和久谷南?とかっていう学校との試合。
春の高校バレー通称春高。
宮城のブロックは一つしかないため、
一回でも負けたらそこで終わり。