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Cage -檻ー【気象系サスペンスBL】

第5章 Rule


「オ、オレ、無理ッス…出来ないッス…」

松本に引き倒され、マサキの長身が俺の足元に転がる。

「まぁ、いいさ…。その内お前も我慢出来なくなるからよ…」

マサキが怯えた様子で膝を抱えてその場に蹲る。

「そんな腰抜けほっといて、楽しみましょうよ…」

二宮の舌が首筋をペロリと舐る。

瞬間ザワザワと全身が粟立つ。

「…や、やめて下…さ…い」

漸く絞り出した言葉も、狂ったコイツらに届く筈もなく…

松本の手が寝巻きの下を乱暴に引き下ろした。

「やだ…やめろ…っ…!」

俺は両足をばたつかせ、なんとか抵抗を試みる。

が…

「大人しくしろや、なぁ大野さん?」

首筋に感じるヒンヤリとした感触に、俺の身体は一瞬にして硬直する。

「和、傷は付けんなよ?」

俺の足元で松本が二宮を睨め付ける。

「分かってますって…。私だって懲罰は御免ですからね…。それより…」

「まぁ、焦るなって…ゆっくり楽しもうじゃねぇか…」

松本の手が布越しに俺の中心を握り込んだ。

「…ん…くっ…」

思わず盛れた声を、二宮の手が塞ぐ。

グリグリと押し付けられるように中心を撫でられると、ソコは嫌でも反応を示し出す。

「フッ…なんだお前、感じてんじゃねぇか…」

松本の手が下着を脱がしにかかった。
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