第3章 Nightmare
苦しいよ…
助けてくれよ、翔…
何度心の中で叫んでも届かない言葉に、胸が張り裂けそうに痛む。
「そろそろいいか…」
口の中から異物が取り出され、反転させられる俺の身体。
腰を持ち上げられ、尻を突き出した格好にされると、今まで俺の口の中で暴れまわっていたソイツが蕾に宛がわれた。
「…やだ…やめて…下さ…い…」
か細い声で懇願する俺を、ソイツが容赦なく貫く。
「うっ…あぁっ…!」
メリメリと狭い入り口をこじ開けながらソイツが俺の中に押し入ってくる。
全身がバラバラになりそうな痛みが俺を襲う。
「ハハッ…、コイツ全部食いやがった…」
高笑いが狭い房に響き渡る。
「やっぱりお前は最高だよ…」
カチカチッと音がした。
瞬間俺の中でソイツが激しく暴れ出した。
「ひっ…! あっ、ん…はっ…ん…」
もう声を抑えることなんて出来なかった。
身体の中でうねるソイツが俺の弱い部分を的確に捉えて刺激する。
否が応でも反応してしまう身体に、もう抗う力なんて残されていなかった。
「あっ、あん…んぁ…っ…」
ひっきりなしに零れる声が、男の欲望を駆り立てる。
「たまんねぇな…」
俺の中で暴れまわるソイツが引き抜かれ、代わりに男の欲の塊がソコに突き立てられた。