第3章 Nightmare
力の入らない両手を後ろ手にガムテームのような物で拘束され、完全に身動きを封じられた身体が布団の上に乱暴に押し倒される。
助けて…!
声に出して叫びたいのに、それすらも敵わない。
不意に俺を布団に押さえつけていた重みが消えた。
俺は何とか逃れようと、身を捩ってささやかな抵抗を試みるが、俺の両足首を掴む男の手がそれを許さない。
「大人しくしろ」
荒い息が混ざった声が俺を威嚇する。
「お前にここのルールを教えてやるよ…」
身体が恐怖に震え、止められない涙が幾筋も頬を伝う。
男の手が寝巻の下にかかった。
下着ごと一気に引き下ろされ、俺の下半身が外気に晒される。
「ほう…、顔に似合わず立派なモン持ってるじゃないか」
恐怖にすっかり縮み上がった俺の中心に男の手が触れる。
翔意外に触れさせたことのないそこを、男の指がツーっと撫でた。
嫌だ…!
やめてくれ…!
無様に垂れ下がった中心を握り込まれ、執拗なまでに乱暴に擦られると、俺の中心は嫌でも反応示しだす。
イヤ…ダ…
感じたくなんかない…
俺の思いとは裏腹に、全身の血液がそこに向かって駆け出す。
「なんだお前、こんなことされて感じてるのか?」
笑いを含んだ冷たい声が刃となり、俺のちっぽけなプライドに細かな傷をつけて行く。