第7章 灰羽リエーフの1日。
PM10:03
「そろそろベットいきましょうか。」
そう、美優さんを誘えば美優さんはもじもじ…
他に何かあるのかな?
美優さんが口に出すのを待っていれば、恥ずかしそうに俺を見る。
『あの…ね?誕生日プレゼント…なんだけど…』
美優さんは最近買った、もこもこの部屋着のショートパンツをおもむろに脱ぎ、上着のファスナーを下に下げた。
「みゆさ…」
前をくつろげた美優さん。
これは、もしや…
世間で言うエロ下着って奴か!
生地は透けてて何も着ないよりもエロい。
美優さんは肌が白いから下着の黒色が余計にエロさを引き出している。
『これ…前に千景にもらったんだけど……サイズ合わなくて…
手直ししてたら今日までかかっちゃって…』
パンティのサイドのリボンとキャミソール?みたいなのの首にかかるリボン。
そして胸の下のラインを締めるリボン。
これを自分で直したらしいけれど…
それの説明をする美優さんがもう可愛い。
さっきくつろげた部屋着は肩部分が露出し、袖を通してるだけ。
恥ずかしいのか頬は赤いし目は潤んでるしきゅっと胸を寄せているし。
もう鼻血モン。
これで狙ってるわけじゃないんだぜ?
「今日、もっかい…いいんすか?」
『そうじゃなかったら…着ない…もん…』
狙ってないのに上目遣い。
もうノックアウト。
もう負けでいい。
勝負してないけど。
「美優さん…もう、食べていい?」
美優さんの顎を指で上げ、瞳を見つめる。
美優さんは小さく頷き、言った。
『うん。食べて?』