第7章 灰羽リエーフの1日。
16:32
散々電車で焦らされた身体。
電車を降りたあと、ふらふらと近くのベンチに座る。
イかされる直前まで上り詰めた身体は熱を持ち、足はふらふら。
「美優さん、帰れそう…?」
心配そうな顔をしてるけど、リエーフの瞳は熱を持ち今すぐ噛みつかれそうだ。
『リエーフ…家…帰ろ?』
そうじゃないと…私…
リエーフは私に手を差し出す。
「帰りましょうか。」
伸ばされた手に腕を絡め立ち上がる。
家までもつかな…これ。
「そんなにおっぱいぎゅうぎゅうされたら我慢できないっす。」
もう…そんなつもりないのに…
ふわふわとした足取りの私を気遣うよう、リエーフはゆっくり、ゆっくり歩いた。