第7章 灰羽リエーフの1日。
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家に着いた瞬間、奪われる唇。
合わせた唇から溢れる名前。
どさりと荷物が床に落ちる音がしたけれど気にする余裕もない。
『りえ…も…』
「うん…俺も…」
玄関の壁に手を付き、背後のリエーフを見る。
『りえーふの…頂戴…?』
スカートをめくられ下着を下げられる。
ニットの隙間から忍び込む手。
背中のホックを外し大胆に胸を掴む。
人差し指と中指で胸の突起をこりこりと刺激され腰が疼く。
『あんっ…きもち…』
「いっぱいきもち良くなってよ。美優さん。」
ぴりりっ
いつの間に用意したのか、リエーフは避妊具を取り出し口で開けると素早く自身に取り付ける。
くちゅりと膣口にあてがわれる熱。
『きて…?』
こくりとリエーフの喉が動いた刹那、そそりたった肉棒が一気に奥に進入した。
『ああんっ!…きたぁ!』
焦らされた身体はすんなりリエーフを受け入れた。
子宮も膣口も腰も甘やかな痺れに包まれる。
あつくて、あつくて、とろとろにとろけてしまいそう。
「ね…美優さん。」
呼ばれ、振り返れば射抜かれる瞳。
グリーンに瞳がギラリと光る。
「気持ちいい?」
低く熱っぽい声が鼓膜を揺らす。
『きもち…りえーふのきもちい…』
そう呟けば律動が止まる。
くちゅんと音を立て抜ける肉棒。
なんで?
振り返ろうとすれば私の身体はリエーフの方を向くように抱きかかえられ背中を壁に押し付けられた。
「美優さんのとろとろにとろけた顔、ちょー好き。だからいっぱい見せて?」
右足をぐいと折るように上げられ下からずぶりと突き刺さる肉棒。
体重がかかり一気に奥まで突き刺さる。
『奥っ…深ぁい…』
「もっと奥まで挿れてあげる。」
そう言うとリエーフは私の腕を自分の首に捕まらせる。
「いくよっ…美優さんっ…」
私の左足を持ち上げ、抱え上げる。
奥の奥を刺激され、目の前がちかちかする。
不安定な体勢が私を追い上げる。
息を吐くたび喘ぎが漏れる。
『も…だめ……』
「んっ…一緒にっ」
『りえーふ…りえーふぅ……』
「美優…愛してるっ…」
『っ…あああっ‼︎』
好きじゃなくて愛してる。
その言葉にこころがいっぱいになった。
膜越しに弾けた白濁で、じわり、あたたかい。