第27章 灰羽リエーフの1日 2019
21:23
ひやりと背中を冷やす床。
酔ってるけれど頭は冴えている。
だから今やっていることもちゃんと理解しているし、リエーフに押し倒されたのも理解出来ている。
ごめんね?不安にさせて。
謝りたい気持ちは沢山ある。
でもリエーフはこれ以上は受け取ってくれない。
そんな時に私ができるのってぎゅうって抱きしめてあげる事くらいだ。
「リエーフ、すき。」
玄関の柔らかい光を背負うリエーフ。
しゅるりとネクタイを外す仕草はやっぱり格好いい。
ワイシャツのボタンを外しながら私の洋服をぐいとたくし上げると胸をあらわにしてその先端にかぶりつく。
乳首に吸い付き舌全体で押しつぶし唇で食む。
何度も、なんどもされて体に染み付いたその行為は私の体に熱を灯す。
小さく声を上げれば気を良くしたリエーフはちる、ちる、と音を立てて立ち上がる突起に吸い付く。
空いたもう片方が疼く。
触られてもいないのに熱を持ちぷくりと膨れたそこを触って欲しくて胸を手で寄せるとそちらも欲しいと唇を離して未だに触れていない方をぱくりと食む。
唾液に濡れた乳首は指先でねちっこく捏ねられ甘い声で啼く。
疼くカラダ。
我慢が効かずリエーフの足に自らの腿を擦り寄せて触って欲しいと強請れば、タイトスカートの隙間から手が潜りこみ足の間を撫でる。
タイツ越しにくちゅりと鳴った音にリエーフは唇を舐めて笑う。
「美優さんのえっち。」
そうよ。
わたし、えっちなの。
何年貴方に抱かれてると思ってるのよ。
そう心の中で唱えるとタイトスカートをたくし上げタイツを引き下げ足を開く。
濡れてぺたりと張り付いた布地をそのままに私は呟く。
触って、って。