第27章 灰羽リエーフの1日 2019
PM09:22
タクシーから降りると、美優さんはふらふらとおぼつかない足取りで前を歩く。
美優さんの家出時の荷物と俺の今日着ていった服を持ち後ろを追えば、美優さんは荷物を持たない方の腕に自分の腕を絡める。
「いっしょにいこ?」
ふにゃりと笑う美優さんを今すぐ押し倒したいけれど、家に入るまでは我慢と必死に気持ちを押し殺す。
やっとの事で玄関に着き荷物を下ろせば美優さんは俺の首に腕を絡めて首筋にチュッとキスをした。
「りえーふ、やっぱりそのスーツかっこいい。」
ふふっと笑う美優さんが可愛らしすぎてその場で美優さんを抱きしめる。
つうか、美優さんの今日の服装エロすぎ。
ハイネックの胸元と袖がレースで透ける黒のトップスに真っ赤なタイトスカート。
それに合わせたように纏められた後ろ髪が頸をあらわにしていて余計にそそる。
「美優さん、いつものパーティドレスは?」
「こっちの方が今日のりえーふに合いそうだったから。」
透けた黒のストッキングに包まれた足を俺の足の間に割り入れ膝で股間を刺激する。
俺のが立ち上がっているのがわかった美優さんは熱っぽくにまりと笑った。
「美優さん、我慢できない。」
俺が美優さんの太腿に硬くなったモノを当てれば美優さんはこくりと喉を鳴らす。
「りえーふの、頂戴?」
可愛くおねだりをする美優さんに我慢の効かなくなった俺は玄関の硬い床に美優さんを押し倒した。