• テキストサイズ

ねこわん‼︎【HQ】

第5章 俺だけみてて。 R18




side灰羽

俺が肉棒を抜くと、こぷり…と俺の欲望が美優さんから滴り落ちた。

やっ…ちゃった…怒られるな…

そう思いながら美優さんの瞳を隠していたネクタイを外した。

「美優さん…?」



パンッ

乾いた音が部屋に響いた。
潤む瞳が俺を見つめる。

『リエーフの…馬鹿…』

「ごめんなさい…」

嫌われたかな…俺。



そんなことを考えていたら、返ってきた言葉は意外なものだった。

『わたしっ浮気なんてしてないもんっ!リエーフ以外好きじゃないし好きになれないもんっ!』

…あれ?

「美優さん、中に出したことを怒ってるんじゃ…」

『違うもんっ!わたし、リエーフのこと大好きだもん!キスもえっちもリエーフじゃないと嫌だもん!』

珍しく美優さんはぐずぐずと涙を流し始めた。
…何か話がかみ合わない…気がする。
おかしい…

「美優さん?飲み会で何飲んだ?」

『えーっと…ウーロン茶と、苦いの。』

「苦いの…って…どれくらいの量飲んだか覚えてます?」

『うーんとね?このくらい。』

手で表したサイズはジョッキサイズ。
もしかして酔ってるのかな…

水でも飲ませようかとベッドから立ち上がると、離れるのが嫌だとでも言うようにぎゅーっと腰にしがみつく美優さん。

「美優さん、水持ってくるから。」

『やー、行かないで?』

縋り付いてくる美優さんに負け、ベッドの縁に座ると、美優さんが後ろから抱きついた。

『ずーっとリエーフのことだけ好きなの。リエーフじゃなきゃ嫌なの。
リエーフいなかったら私、いきていけないよ…』



/ 352ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp