第25章 そうだ、旅行に行こう。〜2019.8/18〜8/19〜
日付が変わる2時間前。
ホテルに到着した私たちはチェックインをし部屋へ荷物を置くと、遅めの夕飯を食べるため近くのファミレスに向かい夕飯を食べた。
本当はドリンクバーだけで良かったのだけれど、リエーフに窘められ豆腐としらすのサラダを食べた。
リエーフは期間限定の夏野菜の乗ったハンバーグにライスとスープ。
もりもり食べる姿を見ているだけでお腹がいっぱい。
…あと、出かける時にリエーフが言った言葉でもお腹がいっぱい。
ご飯を食べ、飲み物を買うため近くのコンビニに寄ると私達は再び部屋へと戻った。
ーーーーーー
『ただいっ!ひゃあっ!!』
部屋に入った途端抱きしめられ外されるワンピースのボタン。
驚いて、手に持っていたコンビニの袋が落ちる。
前開きのワンピースだから、前が全て開いてしまう。
『リエーフ…?』
「さっき言いましたよね、抱き潰すって。」
『ひうっ!』
ポニーテールにしたためいつもより隙のあるうなじに舌を這わせるリエーフ。
ぞくりと体が震える。
いつの間にか外し終えたボタン。
丸見えのブラと、お揃いの下着。
旅行だからといつもより可愛くてセクシーなものにしてしまったことが今更ながら恥ずかしい。
「下着、可愛い。すぐ脱がせちゃうけど。」
ちう、ちうとうなじに吸い付くリエーフ。
自分が汗をかいているのがわかるから恥ずかしい。
『シャワー…』
「無理、待てない。」
がさり
ちゃっかりドアノブにかけられたリエーフが買ったコンビニの袋。
それを探り、何かを取り出したリエーフ。
何か、とは手の平サイズの黒い箱であり、表面には白く0.01の文字。
『っ!リエーフそれ嫌だって!』
前に使われたそのコンドーム。
薄いソレは大変な目に遭ったのでもう使わないと怒ったはず。
「コンビニにあったんだからしょうがないじゃないですか。じゃあ買い直しますか?」
耳元で囁くように言われふるりと震える身体。
買い直しに行こう、そう言えるほど、私の精神は強くない。
先程から洋服越しに立ち上がるリエーフの陰茎がお尻に触れていて、それだけで体が熱く秘部が疼く。