第23章 クリスマス、しよ? R18
side灰羽
「あ、ねえ、リエーフ。」
濃厚なキスを終え、じゃあ次、と思った刹那。
美優さんが俺の手を静止させた。
「理由も言わずに急に怒っちゃうのは、駄目だよね?」
にこり。
口元に笑みを貼り付けた美優さん。
まだ怒ってる…
胸を揉みしだこうとした手を引っ込め降参と言わんばかりに両手を顔の横に挙げる。
「じゃあ、リエーフが横になってね?」
こういうときの美優さんには逆らわないほうがいい。
逆らった後の方が色々と大変だから…
小さく返事をしベッドに横になると、のしり、と美優さんが俺の上にのしかかる。
そして、体を伸ばすと枕元に置いてある避妊具の箱を取り出した。
数枚綴りのそれを1枚取り箱を横に投げ捨てると、美優さんはこちらを見る。
サイハイソックスから透ける太腿が艶かしくて指を伸ばすと、それに気づいた美優さんが俺の手の甲を軽く叩く。
「リエーフ、まだ 『待て』だよ?」
くすりと笑いながら美優さんは先ほどの行為でぐちゃぐちゃに濡れた下着越しの入り口に、俺のまだ柔らかい陰茎を押し当てた。
愛液で濡れたソコは布一枚の隔たりなんて感じないくらい熱い。
美優さんもわかっているのか、自らの滑りを使いながら竿を擦るように腰を動かしていく。
たまにぷくりと膨れた先を俺の鬼頭に当て、小さく声を上げる。
「っ!リエーフ、あんまり硬くしないの。」
今日の美優さんはタイトスカートにシフォンシャツにゆるふわニット。
先ほどの行為でニットは脱げ、シフォンシャツの胸元は大きく乱れている。
まとめられていた髪の毛も緩く解けている様は余計にエロくて、何もできないもどかしさで余計に体が疼いた。