第21章 灰羽リエーフの1日 2018
pm08:23
マンションの入り口までタクシーに乗り、エレベーターに乗った。
お互い無言で目指す階に着くのを待った。
扉が開き、美優さんを引きながら部屋を目指した。
取り出した鍵がうまく刺さらない。
はやく
はやく
焦る気持ちとは裏腹に気持ちだけがから回る。
かちり。
開いた扉。
勢いよく中に入り、強引に扉を閉める。
それと同時に美優さんをドアに押し付け勢いよく唇を奪った。
欲しい。
美優さんが欲しい。
アルコールを含んだ吐息に酔いそうだ。
何度も何度も唇を重ねた。
唇を重ねながらワンピースのスリットから手を入れ、下着とストッキングをぐいと下げ指を差し入れる。
いつの間にこんなに濡らしたのだろう。
ぶちゅり、と音を鳴らしながら俺の指を軽々飲み込んでいく美優さんの膣。
ぐぢゅくぢゅと音を鳴らしながら親指で敏感な尖を強目に撫でると美優さんの身体はぶるぶると震えた。
「良い?」
問えばこくりと頷く美優さん。
こっそり玄関に隠しておいた避妊具を取り出し、前を寛げてゴムを装着する。
美優さんのブーツとストッキング、下着を脱がせると、玄関先に寝かせるようにして足を高く上げる。
1回、2回、濡れた入り口に切っ先を這わせると、勢いよくナカへと突き刺した。
『ひっあああぁあ!!』
瞬間、閉まる膣。
搾り取られそうになりながら必死で耐える。
ひくん、ひくんと震える身体を抱きしめていれば、少しだけ緩む力。
それを見計らい、俺はイったばかりの美優さんに何度も陰茎を穿つ。
『ああっ!やあっ!あんっ!あんんっ!』
瞳に涙を浮かべながら喘ぐ美優さん。
「美優さっ…気持ちいっ?」
問えば喘ぎの中にわずかに肯定の声。
勢いを増しながら快感の先を目指す。
「美優さんっ!すきっ!」
思いを吐露した瞬間、再び美優さんの身体がぶるりと震え、ナカが締まる。
今度は抗えそうになくて、俺は薄い膜越しに白濁を放出した。