第21章 灰羽リエーフの1日 2018
am7:36
やらかした…
確か昨日風呂に入った後ベッドで美優さんがくるのをまっていたはず…
はず…なんだけど…
くそー!!本当は美優さんと一緒にぎゅーして寝る予定(ぎゅーだけじゃなくてえっちも…)だったのに…
俺のばかー!!!!
布団の中で頭を抱えごろごろ転がっていれば廊下から聞こえるスリッパが床を蹴る音。
ふと湧くいたずら心。
そのまま頭から布団にくるまるとドアが開くのをまった。
『リエーフ起きてる?』
かちゃりとドアが開き、ベッドまで近づく美優さんを気配で感じ取る。
ベッドの近くまで来たことを感じ取った俺は美優さんの体をベッドの中に引き寄せた。
「おはよ、美優さん。」
『リエーフ、起きてたの?』
ご飯冷めちゃうよ?
そう俺に伝えた美優さんは布団から出ようとするが、俺から離れないようにがっちりホールドする。
『リエーフ…?っ!!』
びくり。
体を跳ねさせた美優さんが真っ赤な顔で俺を向く。
『腰、当たってる…』
当ててるんです。
前回シたのは先週の水曜日、2人が休みの日。
それ以来美優さんはイかせたけどヌいてないし、自家発電もしていない。
少しくらい辛さが伝わらないかな、なんて、朝勃ちしたモノを美優さんに押し当てると、耐えるように目を瞑りふるふると体を震わせた。
「あー腹減った!今日の朝飯なんすか?」
唐突に手を離し体を起こせば、美優さんは戸惑いの顔。
俺はくすりと笑うとルームシューズを履き、ベッドから美優さんを下ろした。
「冷めないうちにご飯食べちゃいましょう?」
意地悪なことを言っているのは百も承知。
でも今日は漂ってくる美味しそうな香りに耐えられない。
「先行きますね?朝の支度終わったらキッチンの手伝いに行きます。」
『わ、わかった…』
ぱたんと扉を閉めるとまずはトイレ。
今日はあんまり予定もないから、朝食後でもえっちは大丈夫。
そう軽く考えながら俺は水回りのある方へと足を進めたのであった。