第17章 2人(?)ドキドキクリスマス!完結編!
暖房の付いていないひやりとした室内。
服を脱ぎ捨て床に放ると、リエーフが上に覆いかぶさる。
ぎゅっと包まれた身体が熱を持ち、暖かくてすりりと擦り寄る。
「美優さんは甘えたさんだね。」
『だってリエーフ、あったかいんだもん。』
そう伝えると、リエーフの唇が私の唇をついばむ。
「すぐあっためてあげますね?」
リエーフは私から身体を離すと私の足をぐいと持ち上げ、濡れた入り口へ切っ先を当てる。
小さく息を飲むと、膜に覆われたそれはぬぷり、と私の身体に侵入してきた。
濡れた膣は難なくリエーフを飲み込んでいく。
「っ…美優さん、顔エロっ…」
『だってっ…熱いっ…』
侵入していく肉棒が熱くて身体に力が入る。
リエーフの顔がわずかに歪んだと思ったら、リエーフの口端がくいと歪んだ。
「じゃあ、このままいきますね?」
なにが?と聞く前に、リエーフはぐぐっと肉棒を引き、そして一気に差し入れた。
喉からあふれ出た声。
それがやけに艶かしくて抑えようとするけれど、なんども音がするくらい激しく抜き差しをされ、溢れてしまう。
まって、と言っても止まらない。
ぐぢゅぐぢゅと響く音が余計に身体を熱くさせる。
ぽたり、と上から落ちる水滴。
閉じていた目を開くと、苦しそうな顔と額から流れる汗。
『ぁっ…リエーフ…?』
私の腿を押す手が緩み、リエーフが瞳を開く。
ぐいと上半身を起こすとリエーフの唇に噛み付いた。
『好き、すき。リエーフすき。』
キスの隙間に好きを紡ぐ。
私の好きを聞いたリエーフも同じように好きを奏で始めた。
好きで好きでたまらない。
でも不安にさせている。
だから、いっぱい伝えるんだ。
私はあなたのものだって。
噛みつくようなキスをして
熱い身体を重ねて
腰を絡めて
私とリエーフは
同時に達した。