第17章 2人(?)ドキドキクリスマス!完結編!
side灰羽
玄関のぼやりとした灯でも目立つ、白い肌。
さっき付けた”赫”がそれ以上に目立って俺を興奮させる。
「もっと痕、付けていい?」
そう問えば、美優さんは恥ずかしそうに視線を彷徨わせる。
いつもは嫌だって言うからだめかな…
そう思ったけれど、いつもはすぐに否定の言葉を吐く美優さんが迷っている。
「いっぱい付けないから…」
だめ押しで耳に直接声を吹き込むと、さらに顔を赤く染めた美優さんがぽつりと答えた。
『服で…隠れるところなら…』
かわいい。
ものすごくかわいい。
ぐいと美優さんを抱き上げると、俺はそのまま玄関から1番近いリビングのドアを開ける。
『っ!せめてベッドで!』
ごめん美優さん。
我慢できないんだ。
ぽんとソファに美優さんをうつ伏せに置くと、下半身に手を伸ばし、タイツと下着を一気に下ろす。
ニットワンピから覗く双丘に手を這わせると、美優さんはふるり、と身体を震わせながらそっと足を広げた。
導かれるように手を這わせれば、そこはくちゅり、と湿った音を響かせる。
「美優さん、お尻もっと上げて?」
そう、お願いすれば美優さんは遠慮がちに腰を上げた。
ソファと腹部の間に手を這わせくいと腰を持ち上げると、ニットワンピで隠れていた双丘が露わになった。
思った以上に白い肌に吸い付きたくなり、俺は美優さんの腰に唇を当て吸い付き、赤い痕を残す。
そのままニットを上に上げていくと滑らかな背中。
べろり、と舐めれば美優さんは小さく啼く。
合宿の時も
今日のことも
全部がもやもやしてて
だからといってそれはただの嫉妬で
だから、自分のものだって印をつけたくて
俺はまた、白い肌に吸い付いた。