第15章 2人(?)ドタバタクリスマス!中編!
side灰羽
やっぱり自分の家の風呂はいいな。
合宿だと時間が決まってるから家みたいにゆっくり入れないもんなー。
まあ、ここ俺ん家じゃなくて美優さん家だけど。
ゆっくり入りすぎても、美優さんを待たせてしまうからと、そこそこあったまったタイミングでお風呂を出る。
パジャマ替わりのスエットを着て、美優さんにお風呂を促すためにリビングへ戻る。
…美優さん、寝てる。
うっっそだろ⁈
確かにここ3日、合宿でずっと働きっぱなしだったから疲れてるのはわかってたけれど…
でも昨日の夜約束したじゃん‼︎
ソファにもたれかかりぐっすり眠っている美優さん。
美優さんが、合宿で食事を作るの楽しみにしてたの知ってるし、頑張ってもらいたいから合宿前日はシなかったし、合宿中はさすがにバレたらまずいからシなかった。
今日は昨日の約束があるから雰囲気的にいける‼︎って思ったんだけど…
美優さんの体力の方が持たなかったか…
カレンダーを見れば、明日の予定は真っ白。
明日は俺も美優さんも予定は入っていない。
じゃあ明日ゆっくり…かな?
なんてちょっと下衆なことを考えてしまうけれど、それよりも美優さんの気持ちが優先。
俺は美優さんを抱き上げると、大人しく美優さんのベッドに向かった。