第9章 7Q
ふえぇ…よく寝た。
…何時だろ?
携帯を探すため、手を動かそうとした。
『…ん?』
動かない。
試しに足も動かそうとした。
……動かない…ってか何これ⁉︎
手足は縛られてる。
…
『あれか、灰崎はイモムシを作りたかったんだな。納得だわ。』
灰「ちげぇよwwwまだ気付かないの?日置江 さ、ん?♡」
『∑なっ⁉︎……』
よく考えれば胸の解放感って…
『…サラシは、どこだ?返せっ』
灰「うるせぇな…今まだ2:37だから6時間目始まったばっかだぞ。
…日置江さんと話したい事あるんだよね、俺。話しが終わったらサラシ返してあげるよw」
『何故こんなことする?何が気に食わない⁉︎』
灰「お前がやられるのは、黄瀬と同じ理由だ。
…それよりさ、あんた誘ってんの?」
『は?何が ”誘ってんの?” だボケ。お前がこんな格好させてんだろ?』
灰「んな事知ってる。
…よりも、あん時黄瀬がヤラれてたらお前は襲われなかったのになぁw」
『黄瀬は関係ないだろ!悔しかったらもっと練習しろよ!
…練習しない奴が
1番嫌いだ!』
灰「お前の好きとか、嫌いなんて聞いてねぇよ。
んじゃ、女って分かったとこで…
静かにしとけよ?(((ニヤッ」
『ん”っ!!!!』
急に灰崎が首に顔を埋めてきた。
舌を這わせる。
『気持ち悪ぃよ!離れろっ!』
灰「お前。抵抗して意味あると思ってんの?」
くっ…そ。
マジうぜえ。体が動かないとかなんなの?
…気持ち悪い…
『…何が望みだ?教えてくれてもイイだろ?』
灰「んー…望みねぇ。俺とヤるか、女ってバレるか…選ばせてやるよw」
『そんなの…っ!』
灰「いや〜信じてた稜斗くんが、”本当は女でした”って言ったらどんな反応するんだろうなぁ?
信じられてたのに、裏切られんだぜ?ww嫌われんじゃね?wwww」
『それでも…俺はお前となんかヤラないっ!』