第8章 6Q
放課後←
今日の5時間目の事があってから、女子が追いかけてきて怖かった。
ってかさ、「廊下は走っちゃいけません!」とかこの学校の先生は言わない訳⁉︎
黄瀬はキャーキャー言われてるのに、慣れてるからイイけど…俺にとっちゃいい迷惑。
それに、女に騒がれても嬉しくないし。
赤「…黄瀬はどこだ?部活を遅刻するのはいい度胸だ…((イライライラ」
青「また女にでも告白されてんじゃね?」
緑「それにしては遅いのだよ…灰崎も今日は来ていない。」
もう部活が始まって1時間はたっている。
赤「Σなっ!全員で黄瀬を探せ!」
(((ダッ!
凄い勢いで赤司が出て行った。
そんなに急がなきゃいけないほど危ないのか?
緑「…。」
緑間は勘付いてんだな。
黄瀬が危ない…
『おいっ!早くしろ!俺が先に黄瀬見つけたら、全員俺におごれ!やだったら探せ!』
青「はっ⁉︎見つけてやるよ(ダッ!」
そう言って青峰が、走って行った。
それに続いて紫原・黒子・桃井が走りだす。
『緑間は行かねぇの?』
緑「いや…感謝するのだよ。日置江」
『おう…ヤバいんだろ?先行くぞ』
俺は体育館を出てから、呼び出しくらいそうな所を必死で探した。
中庭。体育館裏。裏門。体育館倉庫。部室。
でも…どこに行ってもいなかった。
『くそっ!』
どこに居るんだよ…バカ犬めっ!
外に居ない、じゃあ校舎内か?
…空き部屋なんてあったっけか?
とりあえず、3階に向かった。特別教室があるし…なんてったって1番人気がない。
「…どういうつもりっスか?」
今の…
黄瀬の声だよな。
声のする方へ足を向ける。
少し空いた音楽室のドア…ココか。
『ねぇ…何してんの?』