第8章 6Q
次の授業は、体育。
この時期はバスケやることになってんだけど…
この、バスケ部のスタメンが集まっている俺のクラスは周りの奴はほとんど見学で…
(ついでに言えば、黄瀬がいるから女子の見学の方が多くて…ウザい)
モブ女「「「「キャーッ!黄瀬くぅ〜ん♡♡♡」」」」
(うぜぇ…)
『なぁ。敦…ウザいよね、捻り潰したいよね、消えて欲しいよね((黒笑』
紫「そーだね稜斗ちん…捻り潰したくなる。」
『黙らせよっか?(ニコッ』
紫「うん…
(ほんと稜斗ちんって怒ると綺麗に笑うから、マジで怖いよね)」
日置江は、転がって来たボールを取りその場から放った。
(((シュッ
綺麗な弧を描いてネットをくぐる。
俺がいるのは体育館の入り口。
誰が放ったのかは絶対わからない。
まぁ知らない人から見れば、緑間かと思われるだろうな…
モブ女「「「「…………Σッ!
誰っ⁉︎めっちゃかっこいい〜\(//∇//)\」」」」
バッと音がする程、同時に振り返ってきた。
『なぬぅっ⁉︎Σ(゚д゚lll)』
敦「あぁーあ。稜斗ちんが、もっとうるさくした〜。」
『ばっ、馬鹿!静かにしろよ…』
モブ女「「「日置江くん⁉︎今の⁉︎かっこいい〜\(//∇//)\」」」
もう…
泣きたい。
褒められるのは、好きだよ?
でもさ…キャーキャー騒がれんのは好きじゃないのに。
紫「お疲れ様〜…まいう棒いる?」
『あぁ…ありがとう(T ^ T)』
そんな俺らを置いて授業は進んでいたらしく…
キーンコーンカーンコーン♪
『うっわ〜最悪。マジでないよこれは…』
緑「早くどくのだよ。教室に帰るぞ」
へいへーい。
さっきのお前のせいにしときゃよかった…