第3章 チョロシコスキーと呼ばないで
主「ねぇねぇ、じゃあさ…」
チ「どうしたの?」
主「お祝いという事で、2人でどっか出かけない?いつもスタバァでしか会ってなかったし!」
チ(な、なんと…)
チ「う、うん…。まぁ、いいけど…」
主「やったぁ!じゃあどこ行こっかー?」
チ(苦節20数年…年齢イコールDT歴だった…僕がっ、僕が…ついにっ!!!!)
チ「映画とかどうかなー?」
主「あっいいね!ちょうど観たいのがあったんだ!じゃあランチして映画観て、それから…」
チ(女の子と… でえぇぇえとぅおぉぉぉぉおっー!!!)
チ「…………」
主「…!?チョロ松くんっ、聞いてる?チョロ松くんっ!!」
チ「!?あぁっ、ゴメン、ちょっとトリップしてた…」
主「トリップって!?それ大丈夫なの!?」
チ「大丈夫…。そっちの意味じゃないから…アハ…アハハ…」
主「な、なんか全然平気そうに見えないんだけど!?…じゃあ、今度の日曜日でどう?」
チ「うん…それで、いいよぉ…」
主「チョロ松くんっヨダレヨダレっ!!」
・・・
・・・
気がつくと、僕は布団の中にいた。寝ぼけた十四松にドロップキックをくらい我に返ったらしい。
ぶっちゃけ、デートの約束後、何を話したかあまり記憶が無い…。嬉しすぎて頭の中がお花畑状態だったけど、今度の日曜日の12時に駅前の松で待ち合わせ、ということだけは脳にしっかりインプットされていた…。