• テキストサイズ

おそ松さん〜ニート達の恋模様〜

第2章 恋の迷い子カラ松


カラ松視点



オレは今、主と2人きり…街中を彷徨い歩いている。
そう、2人は孤独な旅人…。


そこには会話は無くとも心が通じ合う、2人の姿があった。



カ「少し、休もうか」


主「うん…」



歩き疲れ、公園のベンチに座ると、オレの肩に頭をあずけるマイハニー。


しばらくすると、寝息が聞こえてくる。




カ「主、眠ってるのか…?」



オレの問いに答えないのが返事だった。



カ「少し羽根を伸ばすといい…マイエンジェル。今日こそは子猫ちゃんを見つけよう」



寝ているマイエンジェルの頭を優しく撫でる。


その寝顔が愛しすぎて…。



カ「フン…こんなにカワイイ寝顔を見せつけて…。無防備すぎじゃないか…?」



己の中に沸き起こる熱い衝動を抑えられなくなったオレは、主の肩に手を回し、そのまま……。



・・・



そのまま…。



・・・



そのまま、あーしてこーなってあんなことしてグッチョングッチョンになる予定だった…。



予定だった…のに…。



・・・



お「いやぁ〜ようこそ松野家へ!!ささ、ここに座って!」


チ「やめろバカ長男!!何膝の上に案内しようとしてんの!?」


カ(オーマイゴッドォォォオ!!オレ達は今…なんでここにいるんだ!?)


ト「ちょっとおそ松兄さん、主ちゃんは一応カラ松兄さんのお客さんなんだから!ここはカラ松兄さんの隣でしょ?はい、こっちに座って」


主「あ、はい!」


カ「おぉ…トッティ…!」


チ「ってトド松!うまいことそのまま隣キープすんなぁっ!!」


ト「え?だってボクもさっき知り合って仲良くなったもん?ねーっ?」


カ「そういえばトッティ、主は随分早くうちに着いていたそうだが、なぜすぐにオレを呼ばなかった?」


ト「え!?いや、ほら、アレだよ!カラ松兄さん、いてもいなくても存在無いというか存在理由が無い人間だから、つい、忘れちゃって!!ゴメンねっ!」


カ「えっ…?」


/ 199ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp