第12章 デート編 おまえら一体何なんだ!? トド松
おそ松は恨めしそうにアダルトグッズを睨みつけている。
「しかし末っ子め…。松野家の家訓に初夜権というものが存在するのを知らないのかねぇ」
「いやそんなん無いから」
コイツの頭の中はセックスしかないのかよ。
「おそ松、これがトッティの私物だというのは分かったが、結局何のためにオレたちは呼ばれたんだ?」
「よくぞ聞いてくれたカラ松!ここからが本題だから心して聞くように。俺があいつのスマホでエロ動画を見ようとした時、うっかりどっきりちゃっかりラインを間違って読んじゃった情報によると」
「過失じゃなく絶対故意だろそれ!」
「ちょっと〜さっきからチョロチョロと話の腰折るのやめてくれる〜?もういい普通に話す。今日さぁ、トド松のヤロー彼女とラブホデビューらしいよ……っておい!よせ十四松!開けるな!」
十四松がなんかよく分かんないタイミングでコンドームの箱を開こうと手に取った。
「なんでー?」
「開けたら妙に生々しくて恥ずかしくなるぞ!」
「でももう開いてるよー?」
「ぐっは!!??」
なぜか開封済みってだけで、一松が吐血してその場に崩れ落ちた。
あーもうこの流れ疲れた。
さっきから童貞のメンタルどんだけ弱いんだよ!