第9章 デート編 チョロ松と愛しのプレデター
インドカレーを堪能した僕たちは、トンキホーテへ行ったり、ただひたすらガチャガチャがあるお店を眺めたりして遊んだ。
二人の時間は笑顔に溢れ、楽しくて…あっという間に夕方になった。
「あー楽しかった!今日はどうもありがとう!」
バッチリ、良い印象を与えたみたいだぞ。
「僕も楽しかった!また来たいな。今度はもっといろんなお店リサーチしておくよ」
ニッコリ微笑み頷く主ちゃん。
あぁ…なんでこんなに可愛いんだろう。
この笑顔が、いつも僕を幸福へといざなってくれるんだ。
「チョロ松くん、この後どうする?」
「えっ!?」
ふと、リュックの奥底にしまった、ピンク○ーターを思い出した。
けれど…
「駅戻って、スタバァでお茶して帰ろうか?」
「やったぁ!」
今はまだ、使わなくていいや。
キミの笑顔でお腹いっぱいになっちゃった。
大好きな主ちゃん。
僕だけのアイドル主ちゃん。
もっとキミに相応しく、カッコいい親衛隊長になってみせるからね。
溢れかえる人混みの気忙しさに揉まれながら、僕達は肩を寄せ合い駅のホームに消えて行った。
・・・