第9章 デート編 チョロ松と愛しのプレデター
「コワイよぉぉぉお!!??何そのマグカップ!?」
案の定引いているトド松。
主ちゃんと解散して家に帰り、何か飲もうとマグカップを持って冷蔵庫を開けた瞬間、トド松が絡んできた。
「いいからほっといて。巷の女子に流行ってんだって」
「いやいないって!!ボクの女友達にエイリアン好きな子ひとっりもいないからっ!!センスオカシイよ!!」
「トッティ黙りなさい!!僕は何言われてもいいけど、このエイリアンを侮辱するならば、お前の存在を全力で否定するから」
「そんな擁護するほど気に入ってんの!?」
僕はそれ以上何も言わずに、ゴツゴツしたエイリアンの頭を持ち、メロンソーダを注いだ。
やっぱり地球外生命体には、緑がよく似合うのだった——。
ニート達の裏模様 第4章、三男とオモチャへつづく