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おそ松さん〜ニート達の恋模様〜

第9章 デート編 チョロ松と愛しのプレデター



あぁ、幸せだ。
主という字を、幸福という言葉に翻訳するよ…。

なんかさ、こーゆーデートっぽいデートって、彼氏冥利につきるよね。
はしゃぎ回る彼女と、それに付き合わされしょうがないなぁって見守る彼氏みたいな。


「ねぇねぇチョロ松くんっ」

「ハハッ、なーに?」


主ちゃんは、二種類のマグカップを手にとってニッコリ笑った。


「これとこれ、お互いに買ってお揃いにしない?」

「え?」


主ちゃん…本気?

エイリアンとプレデターでお揃いって…。

しかも絵柄がプリントされてる方じゃなくて顔の造形ハンパない方ー!!??

まさかのギャップ!!

こーゆーグロいの好きなの!?

やはり僕の彼女は大物だ!!

でも頑張ってついて行くよ!

キミのためなら、僕は何だって出来る!!


「イイよ!マグカップに入れた飲み物、全部緑色の粘液飲んでる気分になりそうだけど」

「どういう意味!?」

「え?あ、いや…デザインが奇抜でイイなと思ってさ!」

「ふふっ、じゃあわたしプレデターね!エイリアンはチョロ松くん!」


いやどっちでもいいよ!?
どっちも顔ぐっちゃぐちゃで、口の構造とかどーなってるのか全然分からないから!!

さりげなくエイリアンマグを手に取って値札を見たら、


(えぇぇぇえーーーー!!??)


全身に衝撃が走った。

ニセンハッピャクエンッッ!?

たっかいなぁおい!?

映画一本見て軽いランチ食べられるよ!?

ダメだ。

ここは心を鬼にして断り、代わりにランチを奮発してあげよう。


「うーん…やっぱり僕、エイリアンはちょっと…」

「……イヤだった?」


・・・


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